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2014年07月 アーカイブ

2014年07月01日

ご挨拶 学校長 越田 佳孝

 本日は、平成26年度県立洲本高等学校同窓会総会がかくも盛大に開催されますこと、心よりお喜び申し上げます。同窓会の皆様には、日頃から本校の教育活動にご理解と多大なるご支援を賜っておりますことに厚く御礼申し上げます。

 平成26年度が始まりました。4月8日には69期生240人が入学しました。この69期生は、昨年9月の進学希望調査で324名、3月の学力検査では定員を13人上回り、志願変更の段階でも他に定員を満たしていない高校があるなかでも定員を7人超える受検生が本校を志願してくれました。69期生240人は、そういう学力検査を経て入学した生徒たちです。私どもとしてはありがたいと同時に責任の重さを感じております。

 5月9日に創立記念式と記念講演会を行いました。記念講演会では、本校平成10年卒(第50期生)のアーティストの清川あさみさんと漫画家の藤堂 裕さんの対談でした。題名は「未来の作り方」。お二人は高校時代を振り返り「洲高はとても自由な学校だった。先生方も生徒の自主性を温かく伸ばしてくれた」と語ってくれました。

 自由と放縦はしばしば混同される概念ですが、自由と放縦とは全く別の次元のものです。外見の自由は決して内面の放縦を意味していません。自由と放縦、それを分かつものは内面化された規律です。お二人は、人間として、高校生としてあるべき姿と厳しい生き方を追求する洲高での三年間の「学び」をとおして、内面の規律を身につけられたのです。これは洲高の教育の成果なのです。それを担保しているものこそ、明治30(1897)年創立、117年におよぶ歴史と伝統であると私は考えております。

 私は、昨年4月の着任以来ことあるごとに歴史と伝統という話をしています。いずれの国にも歴史があります。それぞれの地域にはそれぞれの地域の歴史が、我が家には我が家の歴史が、私たち一人ひとりにも私たち一人ひとりの歴史があります。そして、それぞれの学校にはそれぞれの学校の歴史があるのです。歴史とは教科書に記されている事実ではありません。それぞれの国が、地域が、家族が、そして個人が、学校が大切にしてきたものの総体です。ある人はこのことを、国柄といったり、地域性といったり、古風な表現ですが家風といったりします。学校の場合は校風です。

 先ほどの清川あさみさん、藤堂裕さん、先日学校に突然おいでになったキムラ緑子さん、そしてなによりもこの場にご参集の皆さま自身が、洲高といえば自由な校風と異口同音にお答えになるでしょう。この時を経て、時代を超えて同じ学校を卒業したもの同士をつなぎ止めていく紐帯こそ、歴史であり伝統なのです。

 「母校」とは学んだ学校の美称です。英語では「alma mater (アルマ・メイター)」といいます。もともとラテン語で「恵み深き母」を意味し、転じて「母校」となったものです。日本語の「母校」と同じ語感を持つことばなのです。「人は二度生まれる。一度は存在するために、二度目は生きるために」(『エミール』)といったのはルソーでしたが、この二つのことを合わせて考えてみると、「人として生きる」いわゆる「第二の誕生」に係わるのが高校教育です。しかも、その教育は、どこにでもある教育ではない、洲本中学、淡路高女、洲本高校の117年間、連綿と続いてきた「子どもたちの未来をつくる」歴史と伝統のある教育です。それは、至誠という校訓のもと、その時一瞬一瞬、「永遠の今」を大切にしてきた教育です。

 創立記念式で話しましたが、県立洲本高等学校は、兵庫県下にあまたある他の高等学校とは違う一つの大きな特徴を持っています。それは「設立された」とか「創立された」、「作られた」というように「受け身形」で語ることのできない存在であるということです。それは、洲本を中心とした淡路の人々の「教育」や「学ぶこと」に対する凄まじいまでの欲求、学びに対する真摯な渇望、魂の叫びが、学校を作ろうという運動を呼び起こし、その運動の成果が実を結んで、生まれた学校だからです。洲本中学校も、淡路高等女学校も、洲本高等学校定時制もそうでした。洲高117年の歴史で、そういう運動は三度もありました。

 洲本高等学校は、創立以来117年そんな学校であり続けてきました。そして、これからもそんな学校であり続けなければなりません。Always has been, and always will be.なのです。私たち世代に課せられた使命は、洲本高等学校創設の精神を受け継ぎ、さらに次の世代にそれを受け渡していくことです。それが歴史であり、伝統であり、それを守り伝えていくことが、今を生きる私たちの「使命」であり「誇り」なのです。

 今、ふるさと淡路は、平成27年度入試からの学区の拡大問題で揺れています。そういう時期だからこそ、洲高が明治30年の創立以来117年間、営々と果たしてきた「人づくり」の歴史、伝統を、強調し大切にしていかなければなりません。私が昨年の着任以来、ことさらに意図して「歴史」を語るのはそういう意味です。自分は何者で、どこから来たのかは、自分がどこに向かうのかを考える際の指針です。それがあるから未来が描けるのです。
 同窓会の皆さまには、これまで以上のご支援をお願いするとともに、洲本高等学校、洲本高等学校同窓会の益々の発展を祈念いたしまして、私の挨拶と致します。
 本日は誠におめでとうございます。

学校の図書館が利用できます。

県立洲本高等学校同窓会会員のみなさまへ

 同窓会の皆様には、日頃から本校の教育活動にご理解と多大なるご支援を賜っておりますことに厚く御礼申し上げます。さて、その多大なるご支援のうちの一つに、本校図書館の図書の充実があります。生徒たちが毎日授業等で利用している図書館の図書です。そこで、学校として多大の支援をしていただいている同窓会の皆さまに何か還元できることはないかと考えさせていただきました。もちろん、生徒たちが、洲本高等学校3年間の勉学を成就して、同窓の皆さんの後に続いて社会の各方面で活躍する有為な人材として世の中に送り出すことが、私たちに寄せていただいたご支援に報いる一番の道であるということを十二分に承知した上で、7月1日から以下のようにさせていただきます。

洲本高等学校図書館の利用について

1  開 館
   曜日  平日(月曜日~金曜日)
   時間  午前9時から午後5時
       ※学校行事により臨時に変更する場合があります。
        夏季休業中も、お盆の週一週間以外は開館しています。 
        ただし、春季・冬季休業中は閉館です。

2  本の貸し出し・返却について
   貸し出し冊数   一度に5冊まで
   貸出期間     2週間(期限厳守でお願いします。)
              延長される場合は必ず連絡下さい。
   貸し出し手続き  回生(卒業年)と氏名をカウンターに申し出て下さい。
   返却手続き    カウンターまたは、カウンター前の返却箱に入れて下さい。

2014年07月08日

ご挨拶 同窓会長 高津 匡雄

 洲本高校同窓会員の皆様には、つつがなくお過ごしのこととお慶び申し上げます。又、平素より同窓会に対し、ご支援とご協力を賜りまして厚くお礼申し上げます。
 さて、6月22日に総会を洲本市文化体育館で開催しました。多数のご参加を頂き有難うございました。又、洲高27期の羽原俊祐先生に「私のセメントとの関わり ~明石海峡大橋から東日本大震災まで~」の演題でご講演頂き、改めて地震の恐ろしさを思い知らされました。
 又、皆様もご存じのように、来春より、兵庫県内の公立高校の学区が現行の16から5学区に大きく変わって来ます。現在の中学3年生から入試制度が変わってくるのです。淡路島は神戸と芦屋と同じ学区になります。島内の生徒の希望高校が気になる所です。淡路交通の島内のバス路線の減少により、淡路市や南あわじ市の生徒は高速バスを利用すると明石大橋を渡っても1時間前で明石や神戸の高校に通うことが出来ます。現在もかなりの生徒が利用していますが、今後、ますます島外の高校に行くことが考えられます。
 今年が従来の学区の最後の年で、入試出願状況が気になる所でしたが、洲本高校を希望する生徒が他校より一番多かったようでひとまず安心しました。洲本高校は初の試みとして、島内の他の4校と合同で5月24日に神戸市で説明会を開き、豊かな自然に囲まれた学習環境や神戸・阪神間からの通学方法などを紹介しました。又、6月には島内の吉備国際大学南あわじ志知キャンパスと淡路市ふるさとセンターの2か所で島内5校と合同説明会を開きました。洲本高校も色々と考えておりますが、洲本高校にやる気のある生徒が集まるように同窓会としても出来るだけのことはしたいと思っています。又、東京支部の皆様には洲本高校の未来探究東京ツアーでは大変お世話になっており、生徒達も感謝しております。
 5月9日の洲本高校の創立記念式に講師として、清川あさみさんと藤堂裕さんのお2人をお招きしてお話を伺いました。清川あさみさんはアートディレクションから造形作品の制作まで幅広く活躍され、写真に刺繍を施すなどで注目されています。又、藤堂裕さんは「由良COLORS」やテレビドラマ化された「S-最後の警官」の漫画を描いています。東京で活躍されているお2人のご講演に生徒達は大いに興奮し、為になったと思います。
 最後に、同窓生皆様のご協力、ご支援をお願いしますとともに、皆様方のますますのご発展をご祈念申し上げます。

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